【2022年】現在SSNはすぐ取得できるのか?コロナ禍の渡米経験から現状解説

LA生活

アメリカ留学すると最初に必要となる重要なものの一つにソーシャル・セキュリティー・ナンバー(略称SSN)があります。

僕は留学する際に、初めてSSNが何か、ということを知りました。そもそもSSNとはどういったものなのでしょうか。

また、コロナの状況においてSSN発行の手続きの運用が通常と異なっています。どのようにしたらスムースに手続きができるのでしょうか。

僕の場合は最終的にSSNが手元に届くまでに8週間かかり、やりとりが色々と大変でした

今回は、コロナ状況下でのSSN発行の手続きについて、2021年1月に僕がアメリカ留学のために渡米した実際の体験をもとに、現状を解説していきます。

場所はロサンゼルスです。

2022年の最新情報も記事の最後に付け加えました。2022年2月9日改)

この記事は、コロナの状況下でアメリカに留学や赴任をする予定の人に向けて書きました。

そもそもSSNとは何?

ソーシャル・セキュリティー・ナンバー(SSN)とは、主に納税や年金制度に必要となる、個人に割り振られる9桁の社会保障番号のことです。アメリカ人やVISAで就労許可のある滞在者に発行されます。

取得できるのは、アメリカ市民と、就労を認められた移民や長期滞在者だけです。

日本のマイナンバーと似たようなものですが、雇用、住居の契約、運転免許の申請、医療保険の加入、クレジットカードの発行などの際に必要となり、アメリカ社会で広く使われている番号です。また年収・職業・犯罪歴などの情報もリンクされており、非常に重要度の高い番号です

そのため、カードを盗まれたり、番号を不必要に他人に知られないようにする必要があります。

こちらがSSNの記載されたソーシャル・セキュリティー・カードです(ナンバーは画像上消してあります)。

SSN発行までの実際の手続き

通常の流れとしては、このようになります。

  • ①提出書類を用意する
  • ②ソーシャル・セキュリティー・アドミニストレーション・オフィスに行き、書類提出と面談をする
  • ③ソーシャル・セキュリティー・カードを郵送で受け取る

それでは実際の手続きの流れを順番に見ていきましょう。

手続き① 提出書類を用意する

僕の場合は以下の書類を準備しました。

  • 所定のSSN発行用の申込用紙
  • パスポートと査証(J1-ビザ)
  • 適格証明書(DS-2019)
  • 入国許可証(I-94) :入国後インターネットで取得
  • 婚姻証明書(配偶者の申請をする必要がある場合に必要、戸籍謄本を準備し自分でフォーマットを作成して英訳)

各自の渡米状況によって異なる場合がありますので、提出書類はそれぞれご確認ください。

僕の場合は、コロナの状況で渡米後すぐにオフィスに行くことが制限されていたため、手続きをスムースにするために提出書類を事前にメールで送ることができました。アメリカの勤務予定の職場とやり取りをし、勤務予定先からオフィスへ提出書類のコピーをメールしてもらいました

手続き② オフィスで提出書類と面談をする

電話でオフィス面談の日程を予約する

今までは渡米後に直接オフィスを訪ね、書類提出と面談を受けることができたのですが、現在の状況では予約者しかオフィスに入れません

ですので、電話で面談日を予約し、その日に書類を持ってオフィスへ行くようになります。

僕の場合は、事前にやり取りをして担当者が決まっていました。渡米後に電話をすると、「渡米後14日経たなっていないと予約を受け付けられない」と言われました。

2週間経ったところでオフィスに再度電話連絡をし、翌週の月曜に予約を取ることができました。

オフィス面談の実際と注意すること

当日は時間になったらオフィスのドアをノックします。すると事務員が出てきて予約者の名前を確認され、入室することができます。

入室後は、細かい荷物検査と、全身のボディチェックおよび金属探知機のセキュリティチェックを念入りにされます。

僕の場合は、カバンの中の小物入れなどを全て開けて中身をチェックされ、だいぶ時間がかかりました。

荷物は最小限にして行くことをお勧めします

セキュリティチェックが終わると小部屋に通され、敷居の向こうにスタッフが来るのを待ちます。

スタッフが来たら面談が始まります。感染対策のためガラス越しに電話で通話をし、いくつか簡単な質問をされます。

  • 「SSN発行は初めてか」
  • 「アメリカには来たことがあるか」
  • 「ビザの種類は何か」
  • 「アメリカでの仕事内容は何か」

などを聞かれました。

持参した書類を提出し、書類確認などのためしばらく待ちます。確認が取れたら「申請を受けました、カードを受け取る前から勤務することができます」などと記載された書類を1枚渡され、面談は終了です。

費用はすべて無料です

名前:Los Angeles Social Security Administration Office
アドレス:11500 W Olympic Blvd #300, Los Angeles, CA 90064
(所在施設:Barrister Executive Suites)
連絡先:Tel 866-964-4779
営業時間:平日 9:00am-4pm / 土日祝 休業
グーグルマップ:https://goo.gl/maps/T1u88VSqtpQH2W919

手続き③ SSNのカードを郵送で受け取る

申請後は10日以内にカードが普通郵便で送られるとのことでした。

僕の場合は、10日待ってもカードは届きませんでした。

電話で確認すると担当者は不在で、代わりの事務員から「アメリカ合衆国国土安全保障省(DHS)で書類の確認に時間が掛かっており、コロナ下ではこのプロセスに2、3週間かかることはザラにあるので2週間待て」と言われました。

2週間待って音沙汰がないので再度電話をすると、また違う事務員の対応で「昨日受理されたのでそこから10日以内に郵送される。なぜそんなに時間がかかったのか分からない」と言われました。

カードは、その8日後に郵送が届きました。

結局渡米から8週間後にSSNのカードを受け取ったことになります。幸い私の場合は勤務先はSSN発行前から給与を出してくれましたので、医療保険に入れないこと以外は大きな不便はありませんでした。

2週間待たずに何度も電話をかけて時々進捗を確認すれば、いい担当者に当たり、もう少し早く受け取れたかもしれませんね。

【最新】2022年2月の状況

2022年に入っても状況は同じようです。

2021年12月中旬に同僚が渡米しましたが、2週間経ってから予約の電話をするように言われていました。

2022年1月初旬に連絡したところ、予約が混んでいるとのことで、「6−8週間後にオフィスから連絡が行く、その連絡で対面の予約が取れる」と言われました。

ここはアメリカなので、待っていても連絡が来る可能性は低いです。担当者によっても言うことが違います。

数日置きに電話をかけて、たまたま良い人に当たり、電話をかけた翌週にオフィスに行くアポイントメントを取ってくれました。

とにかく、しつこく電話連絡を続けることが大切ですね。

さいごに

今回は、僕がコロナの状況下に渡米した経験から、SSNの発行の実際についてご紹介しました。

コロナ前と手続きの進み具合も異なるので注意が必要です。確認しながら一つずつ進めていきましょう。

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