Oura Ring 3は買うべき?メリット・デメリットを検討【2022年最新型】第3世代

睡眠のトラッキング性能は抜群と言われる、ウェアラブルデバイスのOura Ringの第3世代が2021年に発売され、今年の2022年には血中酸素飽和度も測定できるようになりました。

健康ウェアラブルデバイスには、Apple watchFitbitなどありますが、Oura ringはどうなのでしょうか?

「見た目は良さそうだし、気になるけれど、買おうかどうしようか」と、迷っている方もいらっしゃるかと思います。

日本ではメンタリストDaiGoさんがyoutubeで紹介していますが、まだそこまで普及していないようです。

今回は、実際に使ってみた感想も含めて、メリット・デメリットをご紹介したいと思います。

本記事を読むとわかること
・第3世代オーラリング(Oura Ring 3)の特徴は?
・第3世代オーラリングのメリットは?
・第3世代オーラリングのデメリットは?

Oura Ring 3とは?(第3世代オーラリングの特徴)

指輪型のウェアラブルデバイスで、睡眠、体温、心拍数、活動を検知し、データを集めます。

スマホアプリでデータを見ることができ、3つのスコアで自分の健康状態を確認でき、

3つのスコアは、睡眠スコア(sleep score)活動(activity score)レディネススコア(readiness score)です。

睡眠スコアは、朝起きた時点で、昨晩からどのくらいしっかり睡眠がとれたかを示してくれます。

活動スコアは健康に過ごすためにどの程度適切な運動ができたかを、示してくれます。消費カロリーや、歩数を指標にして、目標まであとどのくらいで達成できるかを、毎日示してくれます。

レディネススコアは、朝起きた時に、前日の睡眠や活動状況から、今日の元気度をスコアで示してくれます。この数字が少ない日は「無理をしない方がいい」ということになります。

7つの体温センサーが仕込まれており、第3世代では女性の方の生理周期予測もアプリで行うことができるようです。

Oura Ring 3のメリット

1)睡眠と瞑想のトラッキングが正確

安静時の心拍数(HR)は99.6%、心拍変動(HRV)は98%の正確さで測定できるそうです(公式サイト論文)。

その他、体温も測定し、睡眠の検出の精度も非常に高いと言われています。

Oura ringのアプリでは、睡眠中にどのくらいしっかり休むことができたかを、休息時の心拍数(HR)、心拍変動(HRV)、体温などから計算し、睡眠スコア(Sleep score)として提示してくれます。

実際に使用してみると、睡眠を自動的に検知し、夜の睡眠はもちろん、昼寝も含めて正確に検知してくれます。また、睡眠スコアは、朝起きた時のよく眠れたかの実感と近い印象です。

他の使用者のレビューを見ても、Apple watchと両方つけてみたら、Apple watchの方が実際の睡眠時間より長めに出た、と言う例もあるようです。

また、瞑想(meditation)をする時の体の状態もしっかり測定してくれます。

手のひらの体温上昇や、心拍数(HR)、心拍変動(HRV)を検知して、瞑想中にどれだけ心身が落ち着いたかを確認することができます

Oura ringをきっかけに、日中も瞑想をして脳や心を休める時間を取ることができるようになるかもしれません。

2)3つのスコアを指標に体調を把握できる

本来は、体調は機械に頼るのではなく、自分の身体の声をよく聞いて必要な時に休むのが、一番良いのです。

けれども、仕事が忙しかったり、都会の生活で刺激が多かったり、PCやスマホに囲まれた生活の中では、なかなか身体の声を聞くことが難しいでしょう。つい無理して頑張ってしまったり、疲れているのにスマホを見続けてしまって更に疲れたり、寝不足で逆にハイになってしまったりと、体調管理が難しい時があります。

Oura ringでは、3つのスコアを示してくれるので、自分の体調に意識を向ける良いきっかけになります

夜にコーヒーを飲むと睡眠にどのように影響するか、朝あるいは夕方に運動を始めたら睡眠の質はどう変わるか、など、自分の習慣を変えて実験してみるもの面白いでしょう。

3)通知や画面がないので、わずらわしくない

Apple watchをつけたまま寝ようとすると、通知で目が覚めてしまったり、画面を見てしまってなかなか寝付けないこともあるでしょう。日中も、通知が鳴ると、気になって集中が途切れがちになります。

Oura ringは、通知機能や画面がありません。データをただ測定して、スマホに送るだけです。ですので、つけていてもわずらわしさがないのは利点です。

Oura Ring 3のデメリット

1)フィットネスに関しては、apple watchの方が正確

先ほど書いたように、公式サイトには「安静時の心拍数(HR)は99.6%、心拍変動(HRV)は98%の正確さ」と記載されています。心拍数を正確に測れるのは、あくまで静かにしている時(安静時)のようで、運動時の心拍数についてはどの程度正確に測れるか、示されていません。また、運動強度の測定方法もはっきりしていません。

海外youtuberのレビューを見ても、「運動時のデータはApple watchの方が正確」とコメントしている方が多いようです。

実際に使ってみると、心拍数に関しては、ジョギングやヨガなどの運動中にそこまで大幅に実際とずれている印象はありません。ただ、運動強度に関しては、手の振り具合が大きいほど強く出るので、非常に不正確だと感じます。ヨガのポーズ中は、体を動かさないけれどもアイソメトリックトレーニングとして体に負荷を掛けることがありますが、測定結果は心拍数は上昇するものの、運動強度は「低い」とされてしまいます。

フィットネスのデータ収集をメインに使いたい方は、Apple watchの方が良いかもしれません。

2)やや値段が高い

値段は299ドルで、約43,000円(2022年9月26日現在1ドル143円)です。Apple watchのように色々操作できるガジェットではなく、単純に測定だけの機械ですので、この値段はやや高いと感じる人も多いかと思います。

現在は、期間限定で249ドル(約36,000円)で購入できるとのことです。(2022年9月末でセール期間は終了しています)

いくつかのブログを見てみると、公式サイトから個人で購入して日本に郵送する場合、「関税が3,000円程度かかった」と話している方が何人かいましたので、ご注意ください。

※2022年10月から、Heritageタイプ(指輪の一部が平坦)は299ドル、Horizonタイプ(完全な円形)は349ドル、で販売されています。

3)最大のデメリットはサブスクリプション

第3世代から、メンバーシップ料金が設定されました。最初の半年は無料で、それ以降は月6ドルかかります。日本円にすると860円です。1年間では10320円になります(最初の1年間は半年無料なので5160円)。3年間使うと本体と合わせて合計68800円かかることになります。

このサブスクリプション代を払わないと、3つのスコアは見られますが、心拍数や心拍変動、睡眠の深度などの詳細なデータは全くみることができなくなります。

正直なところ、3つのスコアだけみるのでは、あまり役に立たないでしょう。

自分の身体のデータを見るのに、サブスクリプション代を払わなくてはいけないのは、残念だと言わざるを得ないでしょう。

第2世代は自分のデータを見るのにサブスクリプションはなかったので、いつかそのように戻して欲しいですね。

さいごに

今回は、ウェアラブルデバイスのOura Ring 3について、その良い点悪い点を含めてご紹介しました。

サブスクリプション代がかかるのは残念ですが、睡眠の評価は正確でとても参考になるガジェットです。

メリットとデメリットを考えて使ってみたい、と思う方にはオススメしたいと思います。

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