ロサンゼルスには、丘の上のとても見晴らしの良い美術館があります。
このゲティーセンターの詳しい情報と、楽しむポイントを紹介していきたいと思います。
ゲティセンターとは?
サンタモニカ山脈の一部に、ゲティセンター(別名:J・ポール・ゲティ美術館)があります。
ザ・ゲティ(The Getty)は、J・ポール・ゲティさんが芸術教育のために設立した機関で、近代建築の美術館であるゲティセンター(Getty Center)と、古代ローマの町ヘルクラネウムを模した建築のゲティヴィラ(Getty Villa)で
ゲティヴィラはマリブ海岸にあって、古代ギリシアやローマの彫刻がメインで展示されています。ゲティセンターは、サンタモニカ山脈にあり、サンタモニカとロサンゼルスを見下ろす位置にあって、ヨーロッパ絵画をメインとし、その他彫刻やヨーロッパの調度品などが展示されています。
ゲティセンターは、ロサンゼルスの北、バーバンクへ向かうフリーウェイ I-405沿いにあります。ロサンゼルスのダウンタウンから車で30分、サンタモニカからは15分程度です。
ゲティセンターの見どころ
見どころ① ヨーロッパ絵画
中世ヨーロッパの宗教絵画、ルネッサンス期、バロック絵画などから、ポスト印象派まで様々な絵画が展示されています。
北館
北館は、イタリアルネサンス期の絵画を中心として、中世ヨーロッパの作品が展示されています。エルグレコ、カラバッジオや、イタリアルネサンス時代のアーティストDosso Dossi の作品、レオナルド・ダ・ヴィンチの弟子の作品がありました。
東館と南館
東館と南館は、フランスとオランダを中心とした17,18世紀のヨーロッパの絵画が展示されていました。レンブラントの「笑う自画像」や「Marten Lootenの肖像」、フランスの新古典主義の画家ジャック=ルイ・ダヴィッドによる「ナポレオンの姪姉妹の肖像」などがあります。
東館と南館の間には、見晴らしの良いテラスがあり、ロサンゼルスを眺めることができます。
西館
西館は、ゴッホ、セザンヌ、ドガ、マネ、モネなどの印象派・ポスト印象派の作品が展示されているとのことですが、2021年1月までは工事中で、現在は残念ながら中に入ることができません。
有名なゴッホの「アイリス」は、南館の特別展示室に移動してあり、鑑賞できるようになっていました。
見どころ② ヨーロッパ調度品
西館の1階には、ヨーロッパの調度品が並んでいます。
どの作品もとても綺麗で、展示を見ているとヨーロッパへ行ったような気分になります。
また、ルイ14世の展示室があり、ロココ初期の画家イサント・リゴーによる「ルイ14世の肖像画」の18世紀に模写された作品が展示されています。
見どころ③ 庭園と景色
南館と東館の間のテラスや、西館から出られるテラスから、ロサンゼルスやサンタモニカが一望できます。
美術館から西向きに飛び出したサボテンの庭園もあって、楽しめます。
美術館の北には、ちょっとしたお庭が広がっています。ちょっとピクニックをしたり、散策したりできます。
こんな人におすすめ
美術の教科書に出てくるような絵画をたくさん見ることができます。
また、綺麗な庭園や、ロサンゼルスを一望する景色も楽しめるでしょう。友人や家族連れで行くのも良いですし、デートスポットとしてもおすすめです。
ゲティセンターの情報
現在は、予約が必要です。ホームページから簡単に予約をすることができ、入場料は無料です。予約すると、入場券としてバーコードの入ったPDFが送られてきます。
バスでも美術館入り口まで来ることができますが、車が便利です。
駐車場は20ドルかかります。3時以降入場の場合は15ドルです。帰りは駐車場料金を支払う機械が混むので、入場したら払っておくのが良いでしょう。
入り口エリアでは、荷物チェックとチケット確認(バーコードで行います、スマホでOK)をします。その上で、美術館エリアまで3両編成のトラムに乗って移動します。帰りもトラムで移動しますが、混んでいる場合は徒歩でも戻れて、15分くらいです。
敷地内は無料のWifiが飛んでいます。
美術館エリアには、いくつかカフェや軽食を販売しているスタンド、レストランがあります。
館内での写真は、フラッシュや三脚は禁止されていますが、手持ちのカメラ・ビデオ・スマホでの撮影は許可されています。
名前:ゲティセンター(J・ポール・ゲティ美術館)
The Getty Center(J. Paul Getty Musium)
アドレス:1200 Getty Center Dr, Los Angeles, CA 90049
営業時間:火-日10am-17pm、月曜定休日
さいごに
今回は、ロサンゼルスを一望できる美術館ゲティーセンターをご紹介しました。
それではまた、次の記事でお会いしましょう。
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